
「飲み会どうしよう…」と悩むのは、お酒好きにとって切実な問題ですよね。仕事の付き合いだったり、日々のストレス発散だったり、たまにはお酒を楽しみたくなるもの。 実は、ダイエット中でも“種類”と“量”を選べば、お酒と上手に付き合っていけるんです。今回は、太りやすいお酒・太りにくいお酒の違いや、選び方のポイントをご紹介します!
お酒が太る理由は?
お酒とダイエットが相性悪いと言われる理由は主に3つあります。
1.代謝の低下:体内に入ったアルコールは「毒物」として認識され、肝臓で優先的に分解されます。その間、脂肪の代謝はストップしてしまうのです。
2.食欲増進効果:アルコールは消化酵素の分泌を促し、空腹感を強めます。「お酒を飲むとなぜか食べたくなる」のはこのためです。
3.おつまみの誘惑:唐揚げやポテトなど、高カロリーなおつまみを無意識に食べ過ぎてしまいがちです。
さらに、アルコール自体も1gあたり7kcalと高カロリー。糖質を含むお酒ならさらにカロリーアップです。厚生労働省の基準では、適量は「1日1〜2単位(アルコール約20〜40g)」とされています。ビール中瓶1本(500ml)やワイン2杯(200ml)程度が目安です。
ダイエット中におすすめ!太りにくいお酒
ハイボール
ウイスキーをたっぷりの炭酸水で割ったドリンク。糖質ゼロで爽快感があり、少量のアルコールでも満足感があります。
ウイスキー
蒸留酒のため糖質がほとんど含まれず、適量を飲む限りは太りにくいお酒といえます。エラグ酸という成分が脂肪燃焼をサポートするという研究も。
ロックや水割りなど、濃いめの方が飲む量も自然と控えめになります。
ジン
ジンは、蒸留酒の一種で、糖質がほぼゼロです。トニックウォーターで割る「ジン・トニック」というカクテルで飲まれることが多いですが、砂糖の入ったドリンクで割ると糖質やカロリーが増えてしまうので、トニックウォーターは無糖のものを選びましょう。
ウォッカ
蒸留酒で糖質がほとんど含まれていないため、カロリーも比較的低いです。組み合わせるお酒やジュースにカロリーや糖質を多く含むものが多いため、飲みすぎると太る原因になってしまうので気をつけましょう!
焼酎
芋や麦、米などから作られる日本の伝統的な蒸留酒。お湯割りにすると体を温め、代謝アップも期待できます。
レモンサワー(無糖)
レモンに含まれるクエン酸は脂肪燃焼をサポートするといわれています。市販のものより、焼酎に無糖の炭酸水と生レモンを絞った手作りだと、より糖質カットが期待できます。
Point
※どんなお酒も、割り材は「無糖」のものを選ぶことがポイントです。
要注意!太りやすいお酒
以下のお酒は糖質が多く、カロリーも高めです。飲みやすさから「ついつい飲みすぎてしまう」リスクもあるので注意しましょう。
ビール
麦芽由来の糖質が多め(350mlで約10g)。喉越しの良さから「もう一杯」と進みがちです。
梅酒
砂糖が多く含まれ、100mlあたり約15gもの糖質が。甘くて飲みやすいため、量を取りすぎやすいのも難点です。
ワイン
赤ワインでも糖質は約2.5g/100ml含まれています。度数が高く、食事と一緒に飲むことで酔いが回りやすくなります。
日本酒
100mlで糖質約5g。和食との相性が良く、料理を食べすぎる傾向があります。
発泡酒
意外にも糖質はビール以上のものも(約13g/350ml)。価格の安さから量を飲みがちなので要注意です。
カクテル・市販のチューハイ
砂糖やシロップが多く使われ、350mlで約20gもの糖質が含まれることも。フルーツの香りで飲みやすいのが逆に落とし穴に。
マッコリ
発酵食品として栄養素は豊富ですが、甘くて飲みやすいため、飲みすぎには注意が必要です。
ダイエット中にお酒を楽しむ3つのコツ
1.「糖質ゼロ」「無糖」表示を意識して選ぶ
特に割り材や市販のサワー類は成分表示をしっかりチェックしましょう。
2.「濃いめ・ゆっくり」を心がける 薄めて大量に飲むより、濃いめで少量をゆっくり味わう方が、満足感を得られながらも摂取カロリーを抑えられます。
3.おつまみを賢く選ぶ 唐揚げやポテトなどの高カロリーなものより、枝豆や冷奴、刺身など低脂質・高タンパクなおつまみを選びましょう。サラダを先に食べる習慣もおすすめです。
まとめ
お酒は必ずしもダイエットの敵ではありません。選び方と飲み方次第で、太りにくくすることができます。無理に我慢しすぎるよりも、ルールを守って上手に付き合っていくことが、長くダイエットを続けるコツです。
「今日はちょっと飲みすぎたな」と思ったら、翌日は軽い運動や水分摂取を増やして代謝をアップさせましょう。バランス感覚を持って、お酒との健康的な関係を築いていけると良いですね。
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