
年々増加傾向にある紫外線。春〜夏にかけて、そのピークを迎えると言われています。年間を通して欠かせない「日焼け止め」ですが、一体どれを使えばいいの? どう塗るのが正解?と迷ってしまいますよね。
そこで今回は日焼け止めの選び方とアフターケアのポイントについてご紹介します。
- 1そもそも何故日焼け止めが大事なのか?
- 2日焼け止めって、どれを選べばいいの?
- 3日焼け止めの種類とそれぞれの特徴
- 3.1クリームタイプ
- 3.2ミルク(乳液)タイプ
- 3.3ジェルタイプ
- 3.4スプレータイプ
- 3.5スティックタイプ
- 3.6飲むタイプ
- 3.7女装さん向けのおすすめ使い分け例
- 4日焼け止めの正しい使い方
- 4.1十分な量をムラなく丁寧に塗る
- 4.22〜3時間おきに塗り直す
- 4.3適切なSPF値・PA値 の日焼け止めを使う
- 4.4古い日焼け止めは使わない
- 4.5肌の保湿をしっかりする
- 5うっかり日焼けしちゃったら?その後のケアが超大事!
- 6いかがでしたか?
この記事の目次
そもそも何故日焼け止めが大事なのか?
紫外線を浴びると… ・シミ・くすみの原因になる ・肌がゴワついてメイクがのらない ・皮脂が酸化してニキビや毛穴のトラブルに せっかくのメイクも、肌が荒れてたら台無しになってしまいます。だからこそ、日焼け止めは「スキンケアの一部」として毎日使うのがポイントです!
日焼け止めって、どれを選べばいいの?
日焼け止めって種類がたくさんあって、最初は迷っちゃいますよね。そこでまずは、簡単に選び方のポイントをご紹介します。
SPFとPAをチェックしよう!
・SPF:短時間で肌が赤くなるUV-Bを防ぐ力
・PA:肌の奥までダメージを与えるUV-Aを防ぐ力
普段使い(街歩きや買い物)などの場合は「 SPF30・PA+++」、長時間の外出やレジャーなどの場合は「 SPF50+・PA++++」など使用する場面によって使い分けるのがおすすめです。
肌をすぐに黒くするのはUV-Aの影響
UV-Aは、日差しを浴びた後、「肌をすぐに黒くする」紫外線のことです。これがメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、メラニンが生成されて色素沈着が起こります。
肌に炎症を引き起こすのはUV-B
もう一つのUV-Bは「肌に炎症を起こさせる」紫外線のことで、肌がヒリヒリするやけどのような状態になります。すべての紫外線の約5%を占めるUV-Bは主に肌表面で吸収され、UV-Aほどの「即時黒化」作用はないものの、肌色を黒くする作用があります。そのエネルギーは強く、肌が赤く炎症を起こしてしまうのです。これがシミ、そばかすなどの原因となります。
日焼け止めの種類とそれぞれの特徴
クリームタイプ
しっとり保湿で、密着力が高いので乾燥肌向き。
やや重たく、ベタつきやすい。
ホルモン治療中の方や乾燥しやすい秋冬、屋外で長時間過ごす日におすすめ。
ミルク(乳液)タイプ
保湿感があり、のびが良くて使いやすい。顔にも体にも使える。
皮脂が多いとテカることも。
顔~首元の下地として、普段使いや日常のお出かけに◎
ジェルタイプ
清涼感あり、毛穴詰まりしにくい。軽くてサラッとした仕上がりに。
保湿力はやや弱め、肌の乾燥には不向き。
皮脂が出やすいTゾーンや春夏のメイク前におすすめ。
スプレータイプ
手を汚さず使え、髪や頭皮、背中にも便利。メイクの上から使えるのも◎
ムラになりやすい。風のある屋外では不向き。
外出先の塗り直し用や、髪の毛・うなじ・背中などに◎
スティックタイプ
手が汚れにくく、ピンポイントで塗れて、持ち歩きしやすい。
広範囲には塗りにくい。こすれに弱いタイプもあり。
小鼻まわりや頬骨の上など、焼けやすい部分の追加ケアにおすすめ。
飲むタイプ
塗り直しが不要で、肌への刺激が少なく、美白やエイジングケアの補助にも◎
価格帯がやや高めで、即効性はなく、成分によって体質に合わない場合もある。
塗りにくい部位にも効果があり、肌への刺激が少ないので敏感な方におすすめ。ただし、あくまで補助なので、飲むタイプだけでなく、塗るタイプとの併用が基本。
Point
飲む日焼け止めとは、主に抗酸化成分や植物由来の成分を含んだサプリメントで、体の内側から紫外線によるダメージを軽減するものです。正式には「UVケアサプリメント」とも呼ばれます。
女装さん向けのおすすめ使い分け例
・顔にはトーンアップ効果ありのミルクタイプやジェルタイプを下地として。
・首やデコルテにはミルクタイプ or クリームタイプでしっかり塗る。
・メイクしてる日はスプレータイプで崩れ防止&UVブロック。
・首や手の甲なども焼けやすいので、スティックタイプでささっとリタッチ。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めで紫外線から肌を守るためには、正しく使うことが重要です。ここでは、日焼け止めの正しい使い方について解説します。
十分な量をムラなく丁寧に塗る
たとえば、クリームタイプの日焼け止めを顔に塗る場合、パール粒1個 分の量を手のひらに出し、額、鼻の上、両頬、アゴに分けて置き、まんべんなく丁寧に塗り伸ばします。
しっかり紫外線対策をするために、もう一度同じ量を重ね塗りすることが大切です。
製品によって使用量や使用方法が異なりますので、各製品の説明表示に従うようにしましょう。
2〜3時間おきに塗り直す
丁寧に塗った日焼け止めも手や衣類に触れたり、汗をかくと落ちてしまいます。日焼け止めを塗っていると思っていても落ちてしまっていたら、思わぬ日焼けをしてしまう場合があるのです。
なるべく2〜3時間おきを目安に塗り直しをするようにしましょう。
適切なSPF値・PA値 の日焼け止めを使う
先述したようにしっかり日焼け対策をするためには、季節やシーンに合ったSPF値やPA値の日焼け止めを使うことが大切です。
肌に余計な負担をかけたり、思わぬ日焼けをしたりしないように、目的に合った適切な日焼け止めを使うようにしましょう。
古い日焼け止めは使わない
日焼け止めは、一度開封すると空気に触れることによって酸化しやすくなってしまいます。
酸化が進むと日焼け止め本来の力を発揮できなくなってしまうためです。各製品の説明表示を参考に古すぎる日焼け止めは使わないようにしましょう。
肌の保湿をしっかりする
日焼け止めは、乾燥している肌よりもしっかり保湿されている肌のほうがなじみやすい性質があります。
日焼け止めの力を最大限に発揮できるように日焼け止めを塗る前には、化粧水や乳液などでしっかり保湿するようにしましょう。
うっかり日焼けしちゃったら?その後のケアが超大事!
「やっちゃった…!」そんな日は、焦らずまずは肌を落ち着かせることが先決です。
冷やす
火照りがあるなら、冷たいタオルや保冷剤をくるんだガーゼなどでクールダウンしましょう。肌は軽い火傷状態なので、まずは炎症を抑えることが先決です。
保湿
日にあたることで肌の水分が奪われ、乾燥してしまいます。乾燥した肌に水分を与えてあげましょう。化粧水で肌の水分をたっぷり浸透させ、その上から保湿をし肌のうるおいを保つことが大切です。化粧水だけでケアを終わらせてしまうと蒸発して水分が抜け、肌の乾燥がより進んでしまいます。出来れば、保湿力の高い化粧水やクリームを使いましょう。
刺激を与えない
日焼け止めを塗った場合は身体を洗う時にタオルでゴシゴシとこすりたくなりますが控えてください。日焼けは火傷を負っている状況ですので肌が敏感になっています。刺激を与えてはいけないのでぬるま湯で優しく洗いましょう。
いかがでしたか?
女装を始めたばかりの頃って、「服やメイク」ばかりに目が行きがちですが、実は「肌」がキレイだと、それだけでぐっと女性らしく見えるものなんです。紫外線対策は、1日1日の積み重ね。ちょっと面倒でも、“未来の自分”をキレイにするための投資だと思って続けてみてください! この記事が気に入った方は、下記の「記事を共有」よりシェアをお願いします!