
ナチュラルでぱっちりした目元は、女の子らしい印象をつくる大きなポイントになります。そこで、今回は初心者さんでも簡単にできる「ビューラー」の基本の使い方を紹介します。
- 1ビューラーとは?
- 2ビューラーの種類
- 2.1一般的なもの(レギュラータイプ)
- 2.2部分用ビューラー(ポイントビューラー)
- 2.3ホットビューラー
- 2.4スプリング式ビューラー
- 3ビューラーの選び方
- 3.1ビューラーの幅について
- 3.2目の形(まぶたのタイプ)で選ぶ
- 4ビューラーの使い方
- 4.1鏡をやや下に置き、目線を下げる
- 4.2まつげの根元を軽く挟む
- 4.3中間・毛先に向かってずらしながら挟む
- 4.4マスカラで仕上げる
- 5ビューラーの買い替えタイミング
- 5.1ゴムの交換時期
- 5.2本体の買い替え時期
- 5.3まつげが抜ける・切れるようになったら注意
- 6ニューハーフさん・女装子さんが使用する時のポイント
- 6.1まぶたをはさまないように注意
- 6.2力を入れすぎない
- 6.3部分用ビューラーを活用する
- 6.4ホットビューラーをプラスすると効果的
- 6.5まつげケアも忘れずに
- 7いかがでしたか?
この記事の目次
ビューラーとは?
ビューラーは、まつげを根元から持ち上げてカールをつける道具です。マスカラの仕上がりやアイメイク全体の印象がグッと変わるので、女装メイクでも欠かせないアイテムです。
ビューラーの種類
一般的なもの(レギュラータイプ)
最も一般的で、ハサミのような持ち手に金属(またはプラスチック)のフレームとゴムパッドがついたタイプです。まつげ全体を一度に挟めるので、初心者でも扱いやすいのが魅力。ビューラーといえばこの形を思い浮かべる人が多いでしょう。ただし、目のカーブや幅に合わないものを選んでしまうと、目頭や目尻のまつげが挟めなかったり、まぶたを痛めてしまうこともあります。そのため、自分の目にフィットするかどうかを確認して選ぶことが大切です。
部分用ビューラー(ポイントビューラー)
通常のビューラーよりも幅が小さく、目頭や目尻など細かい部分だけを挟むことができるタイプです。レギュラータイプではカバーしきれない場所を補うのにぴったりで、一重や奥二重の方、あるいは目が小さめの方にも向いています。全体を仕上げるには少し時間がかかりますが、「あと少しここだけ上げたい」というときに頼りになるアイテムです。
ホットビューラー
電池やUSBで熱を加えてまつげを温めながらカールさせるタイプです。一般的なビューラーの形をした挟むタイプと、マスカラブラシのようなコーム型の2種類があります。どちらも温かさでカールを固定するため、直毛で下がりやすいまつげもしっかり上がり、カールが長持ちしやすいのが大きなメリット。ただし少しコツがいるので、初心者さんは仕上げ用として取り入れるのがおすすめです。
スプリング式ビューラー
持ち手にバネが仕込まれており、押すと自然に適度な力がかかるタイプです。力加減が安定するので、ビューラーに慣れていない人でもまつげを折ってしまう心配が少なくなります。通常のビューラーと比べると独特の感覚があるため、好みが分かれることもありますが、力の入れ方がわからない初心者さんには安心できる種類です。
ビューラーの選び方
ビューラーはどれも同じに見えますが、実は「まつげを挟む部分の幅」と「カーブの形状」に違いがあります。この2つが自分の目に合っていないと、目尻や目頭のまつげが上がらなかったり、逆にまぶたを挟んでしまったりと失敗しやすいのです。
ビューラーの幅について
ビューラーの金属フレーム部分には「標準サイズ」と「コンパクトサイズ」があります。
・日本で一般的に売られているビューラーのサイズ。目が大きめの人や、横幅のある人に合いやすい。
・目が小さめ、または奥二重や一重でまぶたの開きが狭い人に向いています。
女装初心者さんの場合、まずは標準幅を試し、自分の目尻・目頭のまつげが挟めているかチェックしましょう。もし両端が挟みにくいなら、コンパクトサイズや部分用ビューラーをプラスすると安心です。
目の形(まぶたのタイプ)で選ぶ
目の形によって合うビューラーのカーブも変わります。
・カーブが強めのビューラーがフィットしやすい。まぶたに沿って全体を一度で挟みやすい。
・カーブが緩やかなビューラーが合いやすい。カーブが強すぎると、根元が挟めず毛先だけ上がることがあるので注意。
ビューラーの使い方
今回はビューラーの中でも最も一般的なレギュラータイプの使い方についてご紹介します。
鏡をやや下に置き、目線を下げる
こうするとまつげの根元が見えやすくなり、ビューラーを当てやすくなります。
まつげの根元を軽く挟む
まぶたをはさまないよう注意しながら、根元にビューラーを当て、軽く2〜3秒キープ。
中間・毛先に向かってずらしながら挟む
根元→中間→毛先と3段階に分けて挟むと、自然なゆるやかなカールに。一度でギュッとやると「直角まつげ」になりやすいので注意。
マスカラで仕上げる
ビューラーで上げた後にマスカラを塗ると、カールが長持ちします。
Point
ポイントは「優しく」「小刻みに」。強い力はいらず、軽く押さえるイメージで十分きれいに上がります。
ビューラーの買い替えタイミング
ビューラー本体は長く使えますが、パーツやゴムの消耗具合で交換や買い替えが必要になります。
ゴムの交換時期
ゴムは1〜2か月ごとに交換するのが目安。ゴムにまつげの跡が深く残っていたり、切れ目が入っている場合はすぐ交換。
本体の買い替え時期
1〜2年を目安に。フレームが歪んできた、挟む力が弱くなった、替えゴムが廃盤になった、などのときは本体ごと買い替え。
まつげが抜ける・切れるようになったら注意
ゴムや金属部分の劣化が原因のことが多いので、そのまま使い続けず新しいものに替えることが大切です。
ニューハーフさん・女装子さんが使用する時のポイント
ニューハーフさんや女装子さんの場合、「まつげの長さ・太さ」や「まぶたの形」が男性と女性で違うことがあるため、ビューラーの使い方にも少し注意が必要です。初心者さんが安心してメイクできるように、特に気をつけたいポイントをまとめました。
まぶたをはさまないように注意
男性のまぶたは女性よりも厚めで奥行きがあることが多く、その分まつげの根元が隠れやすいです。根元までしっかり挟もうとすると、まぶたの皮膚を一緒に挟んでしまうことがあります。鏡を少し下に置いて「目線を下げる」ことで、根元が見えやすくなり失敗しにくくなります。
力を入れすぎない
男性のまつげは女性よりも太くて硬めなことが多いため、「上がらない!」と感じて力を入れすぎてしまうことがあります。でも強く挟むとまつげが折れたり抜けたりしやすいのでNG。根元・中間・毛先と段階的に軽く挟む方が、自然で長持ちするカールがつくれます。
部分用ビューラーを活用する
まぶたが厚かったり、切れ長の目の場合、レギュラータイプだけだと目尻や目頭が上げにくいことがあります。そういう時は部分用ビューラーを使って仕上げると、抜けのないきれいなカールになります。特に目尻のまつげをしっかり上げると、目がぐっと女の子らしく見えます。
ホットビューラーをプラスすると効果的
硬くて下がりやすいまつげは、普通のビューラーだけではすぐにカールが落ちてしまいがちです。そんな時はホットビューラーを使うと、温めて形を固定してくれるのでキープ力が格段にアップします。初心者さんは「最後の仕上げ」に取り入れると使いやすいですよ。
まつげケアも忘れずに
太くて強いまつげでも、ビューラーで毎日挟んでいるとダメージが蓄積します。まつげ美容液や透明マスカラでケアをしておくと、健康的なまつげを保ちながら女の子らしい目元を楽しめます。
いかがでしたか?
ビューラーは、まつ毛を美しく見せるための大切な道具ですが、正しい選び方と使い方を知ることで、その仕上がりはぐっと変わります。とくに女装やニューハーフの方にとっては、目元の印象をより自然に、そして華やかに演出してくれる心強い味方です。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れていくうちに自分に合ったビューラーの扱い方がわかってきます。今日から少しずつ練習して、あなたの魅力を最大限に引き出す“まつ毛メイク”を楽しんでみてくださいね。
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