
マスカラは目元の印象を大きく左右する重要なアイテム。けれども種類が多くて、どれを選べばいいの?と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実はマスカラには仕上がりのタイプやブラシの形状、さらにフィルム・ウォータープルーフといった特徴の違いがあり、それぞれに適した使い方があります。今回は、マスカラの基本から種類ごとの特徴までをわかりやすく解説。あなたの理想の目元づくりに役立つ情報をお届けします。
マスカラとは?
マスカラは、まつ毛に塗ることで目元の印象を大きく変えるアイメイクアイテムです。液状やクリーム状の化粧品を専用のブラシで塗り、まつ毛一本一本をコーティングします。古代エジプト時代から使われてきた歴史あるコスメで、現代では様々なタイプが開発され、メイクに欠かせないアイテムとなっています。
マスカラで目元の印象は変わる
まつ毛は、顔の印象を大きく左右するパーツのひとつ。長さやボリュームで瞳の見え方が変わり、動きのあるまつ毛は表情まで魅力的に見せてくれます。
マスカラは、そんなまつ毛を美しく引き立てるアイテム。長さやボリューム、カールのタイプを使い分けることで、ぱっちりとした目元やお人形のようなまなざしなど、理想の印象を自在に演出できます。最近は、抜け感を楽しめるカラーマスカラも人気。
その日の気分で簡単にニュアンスチェンジを楽しめます。
Point
美しい仕上がりを保つためには、まつ毛美容液などで日常的にケアし、健康的なまつ毛をキープすることも大切です。
マスカラの仕上がりタイプ別特徴
マスカラは、仕上がりによって主に「ボリュームタイプ」「ロングタイプ」「カールタイプ」の3種類に分けられます。
それぞれに特徴があり、どんな印象の目元に見せたいかで選ぶポイントが変わります。
自分のまつ毛の長さや量、メイクのテイストに合わせて使い分けることで、より完成度の高いアイメイクを楽しめます。
ボリュームタイプ
粘度の高い油性成分を多く含み、まつ毛1本1本を太く濃く見せてくれるタイプです。
重ね塗りすることで密度が増し、目ヂカラをしっかりと強調できます。
印象的でドラマティックな目元を演出したい人や、夜のメイク、撮影向けのメイクにもおすすめ。
近年は、Y2Kファッションの流行とともにボリュームのあるまつ毛メイクが再注目されています。
存在感のあるまつ毛で、華やかさと自信をプラスしてみてください。
ロングタイプ
まつ毛を長く見せることに特化したタイプで、自然に目を大きく見せたい方に最適です。
繊維入りのものは、まつ毛にフィルム状の繊維を絡ませて長さを出す仕組み。
軽いつけ心地で、重ねてもダマになりにくいのが特徴です。
まつ毛が短めの人や、初めてマスカラを使う初心者にも扱いやすく、上品な印象を与えます。
ナチュラルメイクにも相性が良く、毎日のメイクに取り入れやすい万能タイプです。
カールタイプ
まつ毛を根元からぐっと持ち上げ、長時間カールをキープできるタイプです。
速乾性が高く、ビューラーで作った上向きカールをしっかり固定します。
ナチュラルメイクに合う軽やかな印象を作れるため、柔らかく可愛らしい雰囲気を演出したい方におすすめです。
汗や湿気に強いタイプなら、夏場や長時間のお出かけでも崩れにくく安心。
今あるまつ毛を活かしながら、くるんと上向きの印象的なまなざしを叶えてくれます。
Point
仕上がりや使い心地の違いを理解して、自分に合ったマスカラを選ぶことが大切です。その日の気分やファッションに合わせてタイプを変えるだけで、同じ顔立ちでもまったく違う印象を楽しむことができます。
フィルムとウォータープルーフの違い
フィルムタイプ
お湯で簡単に落とせる「お湯落ちマスカラ」として知られるタイプです。
乾くと耐水性のフィルムに変化し、汗や涙にも強く、日中パンダ目になりにくいのが特徴。
油分にも強く、皮脂で滲みにくいので、脂性肌の方にも扱いやすいタイプです。
落とすときは37℃程度のお湯に触れるだけで、フィルムがするりと剥がれ、まつ毛への負担を減らせます。
自然な仕上がりを保ちながら、扱いやすさも兼ね備えているので、初心者でも取り入れやすいアイテムです。
ウォータープルーフ
ウォータープルーフマスカラは、水や汗に強く、滲みにくいことが最大の特徴です。
プールや海などのレジャーシーンだけでなく、1日中メイク直しができない忙しい日や、結婚式や映画などで涙を流す可能性がある日にも活躍します。
汗や涙に強いため、夏の外出や長時間のお出かけでも目元の美しさを保てます。
落とす際は、専用リムーバーやオイルタイプを使い、ゴシゴシ擦らず短時間で落とすことがポイント。摩擦を防ぐことで、色素沈着やシワの予防にもつながります。
デパコスからプチプラまで幅広く販売されており、日常的に使う方も多い定番アイテムです。
ブラシとコームの違い
マスカラには大きく分けて ブラシ型とコーム型 の2種類があります。
どちらも同じようにまつ毛にマスカラ液を塗布する道具ですが、仕上がりの印象が大きく変わるのがポイントです。
ブラシ型は、毛の間にマスカラ液をたっぷり含むことができるため、まつ毛にボリューム感や濃さを与えやすいのが特徴です。細い毛や短い毛まで拾いやすく、目元をはっきり強調したいときにぴったり。まつ毛が少なめ、細めの方にもおすすめです。
一方で コーム型は、櫛のような形状をしており、まつ毛をとかしながら塗ることができます。1本1本をセパレートさせやすく、ダマになりにくいのが魅力。自然でナチュラルな目元に仕上げたい方や、束感が気になる方に向いています。
ブラシタイプの種類と特徴
ストレート型
最もオーソドックスなタイプ。まっすぐな形状で、均等にマスカラを塗布できます。広い範囲を一気に塗れる反面、細かい部分はやや苦手です。
アーチ型
カーブがまつ毛の形にフィットしやすく、根元から塗りやすい人気のタイプ。目頭から目尻までスムーズに塗れるので、初心者さんにも扱いやすい形です。液が内側にたまりやすく、ボリュームアップもしやすいのが魅力。
ロケット型
先端が細くなっているので、下まつ毛や目頭・目尻などの細かい部分に便利。先端を使うとボリュームを出しやすいですが、液が溜まりやすいためつけすぎるとダマになりやすいので注意。
ラグビーボール型
中央がふくらんでいる形状。広い部分でしっかりボリュームを出しながら、先端で細かいまつ毛も塗りやすい万能タイプです。ただし、塗りすぎると束感が出やすい点も。
ひょうたん型
真ん中がくびれていて、上下がふくらんでいるデザイン。目頭や目尻を強調したいときに便利で、しっかりカールをつけたい方におすすめです。
スクリューブラシ型
余分なマスカラ液を取り除きながらまつ毛を整えてくれるブラシ。ナチュラルなのにボリューム感を出したいときに活躍します。
コーム&コイル型の特徴
コーム型
プラスチック製の櫛のような形状で、まつ毛をとかしながら塗布できます。1本1本がセパレートされ、ダマになりにくい自然な仕上がりに。ナチュラル派や繊細なまつ毛を演出したい方におすすめ。
コイル型
らせん状に溝が刻まれたシンプルな形。液を均等にのせられるので、束感が出にくくナチュラルに仕上がります。マスカラというより、美容液用ブラシとしてもよく使われます。
Point
ボリューム感を出したいなら → ブラシ型
長さやセパレートを重視するなら → コーム型
いかがでしたか?
マスカラは仕上がりのイメージや使いやすさによって選び方が変わります。自分に合ったマスカラを見つけることで、毎日のメイクがぐっと楽しくなりますよ。今回ご紹介した特徴を参考に、ぜひあなたにぴったりの一本を選んでみてください。
マスカラの具体的な使い方やテクニックについては、次回以降で詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに!