美しい手元を目指すなら、まずは「爪のケア」から始めてみませんか?爪が伸びっぱなしでは、全体の印象が少し残念になってしまうことも。とはいえ、ネイルサロンに通わなくても大丈夫。実は、爪のお手入れはセルフでも十分きれいに整えることができるんです。今回は、爪のお手入れにまだ慣れていない方でも挑戦しやすい、「基本のセルフケア方法」をご紹介します。清潔感のある美しい手元を目指して、一緒にケアを始めてみましょう。
- 1セルフで爪の手入れをしてみよう
- 1.1自宅でできる基本ケアのコツ
- 1.2サロンケアの魅力
- 2爪の形と整え方
- 3自分に合った爪の形を見つけよう
- 3.2横幅が広い爪の人におすすめの形
- 3.3爪が大きい人におすすめの形
- 3.4指が短い・太い人に似合う形
- 3.5爪が弱い・割れやすい人向けの形
- 4お手入れに必要なアイテム
- 4.1爪やすり(ネイルファイル)
- 4.2プッシャー
- 4.3キューティクルニッパー
- 4.4バッファー/シャイナー
- 4.5ネイルオイル
- 4.6ハンドクリーム
- 5爪のセルフケア基本手順
- 6いかがでしたか
この記事の目次
セルフで爪の手入れをしてみよう
自宅でできる基本ケアのコツ

爪の手入れは、特別な道具がなくても気軽に始められます。爪の長さを整え、表面を軽く磨き、甘皮をケアして保湿する——。
この4ステップを定期的に続けるだけで、手元の印象はぐっとアップします。「ネイルサロンに行くほどでも…」という方こそ、セルフケアで清潔感と魅力を手に入れましょう。
サロンケアの魅力

サロンではプロが爪の形や甘皮を整え、セルフケアではなかなか出せない美しい仕上がりを実現します。気分も上がりますが、定期的な費用が気になる方も多いでしょう。とはいえ、セルフケアでも清潔感や整った印象は十分に保てます。「普段はセルフ、特別な日はサロン」と使い分けるのも◎。
爪の形と整え方
ラウンド

ラウンド型は、爪のサイドはほぼまっすぐで、先端を半円状に丸く整えた形です。
爪の印象は、自爪に近い自然な印象で、清潔感があり、どんな人にもなじみやすいのが特徴。ネイルアートもしやすく、特に可愛らしくポップな雰囲気を演出したいときにおすすめです。
整えるときは、爪の両端はまっすぐに削り、先端部分だけを丸く仕上げるイメージで、やすりを使って丁寧に形を整えていきましょう。
オーバル

オーバル型は、ラウンドよりもカーブが強く、すっきりとした卵形のフォルムです。
指を長く見せる効果があるため、指の短さにコンプレックスがある方にもおすすめの形です。大人っぽく、上品な印象を与えるのが特徴で、落ち着いた雰囲気を演出できます。ネイルアートでは、きらめきのある装飾や、個性的な和柄などを取り入れたいときにぴったりです。
爪のサイドから先端にかけて、なめらかな丸みを意識しながら、やすりを使って丁寧に形を整えていきましょう。
アーモンド(ポイント)

アーモンド(ポイント)型は、オーバルよりもさらにシャープな印象で、指をより細長く見せてくれる形です。
洗練された、大人の雰囲気を演出したいときにぴったり。濃いカラーや色気のあるデザインとも相性が良く、指先を美しく引き立ててくれます。ただし、爪先に負担がかかりやすいため、手先をあまり使わないライフスタイルに向いています。
やすりを使って中央から外側に向かって、少しずつ丸みをつけながら削り、先端を細く仕上げていきましょう。
スクエア

スクエア型は、直角の四角いフォルムで、力が均等にかかるため、強度の高さが魅力です。ラウンド型と並んで人気があり、扱いやすさとデザイン性を兼ね備えた形です。
存在感のあるシルエットは、ブライダルやパーティーなどの特別なシーンにもよく映えます。
やすりを使って爪のサイドと先端を直線的に整えるのがポイントです。
スクエアオフ

スクエアオフ型は、爪先とサイドをまっすぐに整え、コーナーに丸みをもたせた形です。鋭さをほどよく和らげるため、強さの中にやわらかさも感じられるバランスのよいフォルム。
カジュアルな雰囲気があり、質感や装飾にこだわったデザインとも相性抜群です。手元をしっかり魅せたいシーンにぴったりのスタイルです。
スクエア型の爪先の角を2か所、優しく丸く仕上げて完成です。
バレリーナ

バレリーナ型は、先端が平らで細長いシルエットが特徴の爪形です。
スクエアオフとオーバルの要素を合わせ持ち、サイドは緩やかにカーブを描きます。
やすりで先端をまっすぐに整えた後、両サイドを角度をつけて少しずつ削って形を整えましょう。急激に削ると尖ってしまうので、丁寧に削るのがコツです。
自分に合った爪の形を見つけよう

自分の爪に合う形を見つけるのは意外と難しいですよね。そこで、自爪との相性が良い形をまとめてみました。参考にしてみてくださいね。
横幅が広い爪の人におすすめの形

卵のようなカーブでサイドを細く見せ、爪全体のバランスがとれます。
先端が細くなる形状で、横幅の広さを目立たせず、指先をほっそり見せてくれます。
エレガントなフォルムで引き締まって見えます。
爪が大きい人におすすめの形

ある程度の長さと幅が必要なデザインなので、爪が大きめの人にぴったり。
爪の大きさを活かして先端に向かって細く整えることで、指先がほっそり見えて◎
面積が広めの爪でもバランスよくまとまり、直線的なフォルムが自然に映える。
指が短い・太い人に似合う形

カーブが強めの卵形で、指を長く細く見せる効果があります。
先端に向かって細くなるフォルムで、指先をシャープかつ縦長に見せられます。
直線的なサイドラインとスクエアな先端が、指先を引き締めて見せてくれます。
爪が弱い・割れやすい人向けの形

爪先が丸く整えられ、角がないため引っかかりにくいです。
角が尖っているので、服などへの引っかかりには注意ですが、力が均等に入り、割れにくいです。
お手入れに必要なアイテム
爪の形について一通りご紹介しましたが、「それってどうやって整えるの?」と気になった方もいるかもしれません。そこで、爪の形づくりやケアに必要なアイテムをまとめてみました。これらの道具は、薬局や大型のディスカウントストアでも手軽に購入できます。
爪やすり(ネイルファイル)

爪の長さを整えるためにアイテムです。ただし、長時間やすりをかけ続けると爪に負担がかかるため、爪の長さがかなりある場合は、爪切りを併用することをおすすめします。
プッシャー

爪の根元にある薄い皮膚(甘皮)を押し上げ処理するためのアイテムです。甘皮を優しく剥がす際は、プッシャーを約45度の角度で押し当てるのがベスト◎。プッシャーの角度が浅すぎると、爪の根元に負担がかかりやすく、表面がデコボコした爪が生えてしまうことがあるので気をつけましょう。
キューティクルニッパー

プッシャーで押し上げた甘皮をカットするためのアイテムです。ささくれをハサミで切るように簡単にカットできます。一度に大きく切るのではなく、刃先を少しずつ開いて、丁寧にカットするのがポイントです。
バッファー/シャイナー

バッファーは爪の表面を整えるためのもので、シャイナーはその表面をツヤツヤに仕上げるアイテムです。バッファーとシャイナーが一緒についている商品もあり、仕上げの作業に便利です。バッファーの目の粗さはグリッド数で表され、爪表面の凹凸を滑らかに整える際は、220〜280番の細かめのグリッドがオススメです。
ネイルオイル
爪にうるおいや油分を与え、周りの皮膚を柔らかくしながらキューティクルを整えるためのアイテムです。ネイルケアの仕上げや保湿に使われます。
ネイルオイルの使い方については、過去の記事でもご紹介しています。よろしければ、そちらもあわせてご覧ください。
ハンドクリーム
爪は乾燥すると弱くなりやすいです。ネイルオイルを塗った後は、手の甲にハンドクリームをなじませてから指先にも伸ばしましょう。そうすることで手も爪も潤い、思わず触れたくなるような美しい仕上がりになります。ハンドクリームの使い方については、過去の記事でもご紹介しています。
よろしければ、そちらもあわせてご覧ください。
爪のセルフケア基本手順
爪のサイズやフォルムを整える

まずなりたい爪のイメージを決めます。その形にあった爪切りや、爪やすりで長さを整えて準備をしていきましょう。
爪が長すぎる場合は、最初に爪切りで少し短くカットしましょう。その後、爪やすりを使って長さと形を整え、見た目をきれいに仕上げていきます。
Point
実は、爪切りでカットすると、刃の圧力によって爪の層が割れたり、二枚爪になったりすることがあります。一気に切らずに、数回に分けてカットするのがおすすめです。
表面の凹凸を滑らかにする

爪の表面に凹凸があると、仕上がりが美しく見えません。こちらの手順で整えていきましょう。
まずはバッファーを使って爪表面の凹凸を滑らかに整え、その後シャイナーでツヤを与えることで、爪をなめらかで美しく仕上げます。
Point
シャイナーを使い過ぎると爪が薄くなる恐れがあるので、使う頻度には注意が必要です。
甘皮部分をやさしく処理する

実は、甘皮処理をするかしないかで、ネイルの仕上がりに大きな違いが生まれます。甘皮部分が残っていると、爪に届くはずの水分や油分が吸収されて、爪が割れたり、二枚爪やささくれの原因になることがあります。
プッシャーを使って甘皮をやさしく押し上げた後、キューティクルニッパーで不要な部分を丁寧にカットし、爪まわりをきれいに整えます。
Point
甘皮が角質化して薄い膜のようになり、爪全体にへばりついている状態(ルースキューティクル)は、乾燥して裂けるとささくれの原因に。また、ネイルオイルの浸透も妨げ、爪の成長を妨げることがあるので、しっかり除去することをおすすめします。
ネイルオイルやハンドクリームでしっかり保湿する

最後の仕上げに大切な手順です。手と爪の両方を仕上げたら完成です。
ネイルオイルのあとにハンドクリームを塗ることで、爪から手全体までしっかり保湿され、健やかで美しい仕上がりになります。
Point
爪の先にハンドクリームを優しくマッサージするように塗り込むと、血行が良くなり、より美しい仕上がりが期待できます。
いかがでしたか
爪のお手入れは、たった4ステップの簡単なセルフケアで、あなたの魅力をぐっと引き立てます。今回紹介した方法は無理なく取り入れやすいので、自分のライフスタイルに合わせて少しずつ実践していきましょう。
特に大切なのは、これらのケアを定期的に習慣化することです。一度で完璧な仕上がりを求めるのではなく、続けることで理想的な手元に近づくことができます。無理なく始め、徐々に自分のペースで質を高めていくことを心がけましょう。
美しい手元は、あなた自身の魅力をより引き立てるだけでなく、周囲にも良い印象を与えます。日々のケアで、自信を持って素敵な手元を手に入れましょう。





